Traveling to Prague 1

2026年01月02日

クリスマスイブから祝日となり、年末年始にまとまった冬季休暇を得ることができたので、年内にできることを全て終え(たつもり)、思い切ってチェコ共和国の首都、世界で最も美しい街と称され、街全体が世界遺産となっているプラハへ旅にでることにした。

空路と陸路のどちらで行くか迷うところであったが(Danielは列車を提案してくれたし、Olenaは飛行機を勧めてくれたので)、ここは敢えて時間のかかる陸路を選択することにした。Rail NinjaというWebサイトからワルシャワ→プラハにて列車を手配し、いざ出発。所要移動時間はおよそ8時間。ワルシャワからプラハまで直線距離で500 kmくらいあるし、列車の瞬間最高速度は160 km/hなので、まぁ妥当なはず。ワルシャワ中央駅のホームに列車が到着し、中に入ると、クラコフの時とは違い、6人がけの個室みたいな座席がいくつも並んでおり、面白い構造だった。予約した席に着席し荷物をまとめ、列車が発車し、新たな旅の始まりに高揚していたら乗車券の確認が始まった。前回のクラコフの時の二の舞にならないように冷静に対応しようと意気込んでいたところ、車掌さんが乗車券が異なると教えてくれて、話を聞いているとどうやら座席が違うようだった。構えていただけに、これには激しく動揺した。往路と復路の券を見間違えていたらしく、席に座る予定の人もいなかったので、そのまま座ることができてしまったのだ。少し恥ずかしい思いをしながら車両を端から端まで移動することに。そこの車両は二等席(一等席を予約したつもりが二等席だったようでここも勘違いの原因であろう)だったが、作りは最初の一等席と変わりなかった。でも窓側だったので景色を楽しみながら、読書に耽ることができた。今回持ってきたのは「暇と退屈の倫理学」(國分功一郎著、新潮文庫)。流行りの本ではあるものの、かなり読み応えがある本だ。この中で提示されている「生物の環世界」と「退屈」の因果関係に関する考察は非常に興味深く、注目に値する視点だと個人的に思う。何はともあれ、無事にプラハ本駅(Praha Hlavní Nádraží)に到着することができた。駅からすでにお洒落な雰囲気が漂っていた。駅内のホールは東京駅の改札と似て非なる立派で素敵な場所だった。駅の掲示板前は旅行者でごった返しになっていて、さすが観光地といったところだ。

街並みは流石と言わざるを得ないくらい綺麗に整えられていて、圧巻だった。所々で日本でもお馴染みの道路標識を発見できたのも新鮮だった。プラハ本駅からオペラ劇場、国立博物館の前を通り、広場を抜けて、新市街地の中を歩きながら、カレル橋の方へ。(国立博物館にも訪れたのでそれは別に書記することにする。)カレル橋前は大人気スポットのようで大混雑だった。橋の前には修繕中のクレメンティヌムがあり、危うく見逃すところだったが、文化的にみてとても素晴らしい建築物だった。(時間の都合で中に入れなかったのは残念だ。)カレル橋は歩行者専用で、建てられ始めたのが1350年代というのだから驚きを隠せない。何度か洪水に見舞われたそうだが、今もこうして30体の聖像とともに当時の姿に近い状態で保存されているのだから、その存在感は凄まじい。加えて、ここから望むプラハ城およびヴラタヴァ川の壮観さたるや、もはや言葉にできるはずもない。人々がプラハを訪れる理由がわかるというものだ。昼と夜の顔を両方見れたのも良かった。ホテルの近くにはストラホフ修道院もあり、ここの図書館も次の機会にぜひ訪れたい。なんと醸造所もあるらしく、ここで飲めるお酒も一品なのだとか。プラハ城およびプラハでの食事についてもここでは書ききれないので、別に書き留めることとする。街中を散策するだけでも明らかなように、その美しさに足が止まるプラハは人々を魅了してやまない場所らしい。著者もまたそのうちの一人になってしまったようだ。