Muzeum Pałacu Króla Jana III (Pałac w Wilanowie)

2025年11月16日

ポーランドに来て早くも2ヶ月が経とうとしていて、時の流れの速さに驚きを隠せない今日この頃。近頃の天気は大体曇っていて、ここ最近太陽をあんまり見てないなと思っていたら、冬季のポーランドはイギリスと同様でほとんど晴れないらしい。研究所の同僚に聞いてもこの時期の天気は煩わしいとこぼしていた。今日は霧雨が降る中、路面電車と連節バスを乗り継ぎ、約1時間かけてワルシャワ郊外にある、ポーランドのヴェルサイユとも名高いヴィラヌフ宮殿へ向かった。(それにしても、雨が降っているに関わらず、こちらの人達は傘を持たないのはなんでなんだろう。)

入場券を買おうとしたが、この時期は無料で開放しているらしく、発券だけして入場した。ポーランドの英雄としても称えられる、ポーランド国王ヤン3世ソビエスキ(King Jan III Sobieski)の夏の別荘(別荘?)として17世紀に建てられたもので、現在の姿は18世紀および戦後に増築・改装された姿らしい。黄色と白を基調としたなんとも可愛らしい宮殿のバロック建築はとても刺激的だった。綺麗に整えられた庭園もこの時期でなければおそらく色鮮やかな花々で埋め尽くされていたであろう。夜にはイルミネーションもしているらしく、とても綺麗なのだろうが、海外に一人で来ている筆者にとって無縁の話だ。

ヤン3世ソビエスキ王は博識で聡明な君主として有名だったらしく、在位当時に優秀な世界中の哲学者(G. Leibniz)や数学者(A. Kochanski)と連絡をとっていたのだそう。そして、世界初の地理学会であるArgonauts Academyの最初の会員だったらしい。天文学にも見識があり、観測するための機器(地球儀・天球儀・望遠鏡(写真右は天文台(Observatory)を模したもの、割と最近にできたものっぽい))を当時の著名な天文学者であるJohannes Heveliusから注文していたくらいだから、当時の権力は絶大だったことが窺える。

敷地自体はそんなに広くなく、庭園・建物を含めて1時間強ほどの時間で閲覧することができた。そろそろ太陽が見たい(先週のクラクフも雨だったし)、そんな一日となった。来週からは最低気温が氷点下を下回るらしいので、ニット帽と手袋を買いに行かなければ。